通信制大学は存在が余り知られていない

通信制大学については、いろいろな評価があります。「普通の大学と比べて評価が下がるのではないか」と、心配になる人もいるかもしれませんね。ただ、取得した科目の単位によっては、通信制大学でもきちんと評価してもらえるケースはあります。通信制大学は、存在自体が余り知られていないのが現実です。普通の大学しか知らない人は、通信制大学と言われてもどんな大学なのかがイメージできないかもしれません。知名度があって一般的な評価が高い大学は、卒業生がさまざまな業界で活躍していたり、有名企業への就職率が高かったりします。 インターネットの普及にともなって増えてきた通信制大学は、このような実績が少ないです。評価の参考にしてもらえる情報が少ない点は、通信制大学の欠点になる可能性があります。

欠点を補う工夫が大切

通信制大学の欠点が気になる人は、欠点をカバーする工夫を自分ですることが大切です。就職活動などで自分の学歴について紹介する場合は、どのような分野の勉強をしたかを具体的に説明すると、相応に評価してもらえる可能性があります。また、なぜ通信制大学を選んだのかもきちんと説明できるようにしておくことが必要です。理由を伝えるときには、「大学に通うのが億劫だから」や「ラクに大学卒業の資格がとれそうだったから」といった、ネガティブなイメージを相手に与えないように気を付ける必要があるでしょう。

普通の大学しか知らない人にもわかるように、単位の取得方法などを簡単に説明するのも欠点をカバーする方法になるかもしれませんね。

英語の教員免許を通信で取れる大学では、平日に仕事をしている社会人に配慮するため、オリエンテーションや教育実習、スクーリングなどのスケジュールに柔軟に対応しているところが目立ちます。